第3回:幼稚園選びと小学校へのつながり
ここまで「幼稚園選びのキーワード」や「具体的な行動」についてお伝えしてきました。
最終回となる今回は、幼稚園を卒園した“その先”、つまり小学校生活とのつながりを考えてみましょう。
小学校対策はどこまでしてくれる?
幼稚園は文部科学省の管轄なので、保育園よりも「学習的な取り組み」に力を入れている園が多い傾向にあります。
ただし、その内容は園によってさまざま。
- 数字やひらがなの練習をどこまでしてくれるか
- 名前の読み書きや簡単な計算をサポートしてくれるか
- 一年生で習う漢字を教室に貼って慣れさせているか
こうした違いは実際に通ってみないと分かりにくいですが、体験入園や説明会でしっかり確認しておきたいポイントです。
周りの進路をチェック
園によっては「小学校受験組」が多いところもあります。
入園して「雰囲気がいい!」と思った園でも、年中から受験準備にシフトし、多くの友達が退園してしまうケースもあるのです。
進学の流れは家庭によって違うため、「その園にどんな子が多いのか」「卒園後にどんな進路が多いのか」を知っておくと安心です。
小学校に友達がいないかもしれない問題
少し遠くの有名園に通わせた場合、卒園後は地域の公立小学校に進学するため「園の友達がいない」ということも。
子どもも親もコミュニケーション力が必要になります。
もしその状況が心配なら、
- 近所の小学校の未就学児イベントに参加する
- 地域のスポーツクラブや児童館に通う
といった形で、小学校入学前から「地域でのつながり」を作っておくと安心です。
給食への準備
公立小学校は基本的に給食です。
お弁当に慣れてしまっていると、嫌いなものが出るだけで「学校に行きたくない」となってしまう子もいます。
幼稚園時代から給食や牛乳に慣れておくことは、小学校生活をスムーズに始めるための大切な準備になります。
男性の先生に慣れておく
幼稚園は女性の先生が多いですが、小学校では男性の担任も珍しくありません。
「先生が男性になった途端、学校に行きたくなくなった」というケースもあります。
サッカーや体操などの習い事を通して、男性の指導者と関わっておくのはよい練習になるでしょう。
まとめ:優先順位をつけて考えよう
幼稚園選びの正解はやっぱり「子どもの個性」と「家庭の方針」次第です。
受験を視野に入れるのか、スポーツを伸ばすのか、給食の練習を重視するのか…。
まずは一度、「何を優先したいか」を文章にして書き出してみるのがおすすめです。
きっと選ぶ基準がクリアになって、納得できる園選びにつながります。
全3回を通しての結論
幼稚園選びには正解はありません。
大切なのは「子どもの個性」と「家庭が大事にしたいこと」に合わせて選ぶこと。
それが、幼稚園だけでなく小学校生活を見据えた安心につながります。